平和堂健康保険組合は、下記研究への協力のために、特定の個人が識別できないよう加工し、復元不可能とした匿名加工情報を、滋賀医科大学看護学講座(責任者:宮松直美)に提供いたします。医療機関特性の違いによる高血圧・糖尿病コントロール状況などを調べることにより、心筋梗塞や脳卒中などの重大な循環器病の予防に役立てることができます。
1.研究課題名
医療機関特性の違いによる高血圧・糖尿病コントロール状況の検討: 観察研究
2.研究対象者
2010年1月1日〜2020年12月の期間中に、平和堂健康保険組合に加入し、医療機関受療にかかる情報あるいは健康診断情報が保管されている方
3.研究期間
2021年9月3日~2025年3月31日
4.研究責任者
滋賀医科大学臨床看護学講座 宮松直美
5.研究の目的、意義について
《目的》
心筋梗塞や、脳卒中などの重大な循環器病を予防するためには、高血圧・糖尿病を治療により適切にコントロールすることが大切です。本研究では、両疾患治療にかかるガイドラインの改訂が、各疾患のコントロール指標となる血圧やHbA1c等に影響するかについて、治療の段階や医療機関特性別に検討をすることを目的としています。
《意義》
高血圧・糖尿病の治療にあたる医師は、専門的なガイドライン等を参考にしながら患者ごとに血圧やHbA1c等のコントロールの目標を定め、治療方針を決めています。国内では、医療機関特性によりコントロールされている患者割合がどの程度かといった研究が不足していることから、本研究では医療機関の特性によるちがいを調べ、主治医の先生方に参考にしていただきます。また、まだ治療を始めていない方たちの血圧やHbA1cの推移を、予防対策に役立てます。なお、中にはコントロールが難しい事例等もあるので、本研究では個別の医療機関を評価せず、あくまで全体の傾向を研究します。
6.研究の方法について
《研究の内容》
個人情報がわからないよう匿名化された医療機関受診情報・健康診断情報をもとに、病気の各段階や、医療機関特性の違いにより高血圧・糖尿病のコントロール状況が異なるかについて、統計的手法を用いて分析します。
《利用する試料・情報の項目》
・法定の特定健康診査の項目に準じた健診項目ならびに問診情報
・平和堂健康保険組合が業務に用いている医療機関受療情報(診療報酬明細書:レセプト情報)
データ提供元の情報管理者: 平和堂健康保険組合・高田忍(事務長)
《情報の管理について責任を有する者》
滋賀医科大学臨床看護学講座 宮松直美
《本研究に用いた情報の二次利用について》
本研究のために提供された情報については、将来、他機関の同様のデータベースとも突合して分析する可能性があります。突合の際は改めて滋賀医科大学倫理審査委員会において承認を得たうえで行い、滋賀医科大学臨床看護学講座のホームページ (http://www.shiga-med.ac.jp/~hqahn/)にて、その旨の情報を公開いたします。
7.本研究に関する問い合わせ先
担当者:滋賀医科大学 臨床看護学講座 宮松直美
住所:520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町
電話番号: 077-548-2355
メールアドレス: hqahn@belle.shiga-med.ac.jp
8.個人情報相談窓口
窓口:平和堂健康保険組合
住所:522-8511 彦根市西今町1番地
電話番号:0749-23-6930